治療とは ~技術習得のためのアドバイスも~

2026年06月28日

治療とは何なのか を考えられたことはありますか?
答えはないので、何でも正解です
私が思っていることをお伝えしますので、治療の際の参考にしてもらえたら幸いです
私自身の「やり方のからくり」みたいな部分を、なるべく分かりやすく言語化してみたつもりです

 

整体の創始者 野口晴哉先生は、
「整体とは、気をもって気を制すること」
と言われました

 

二宮整体の二宮進先生は
「一番大切なのは、頭(賢さ)じゃない、体(体力)でもない、ハート(心)や」
と、ご自身の胸を叩きながらいつも言われていました

 

なので、

私は治療を上手になるには心を磨くこと

と本気で思っています

 

気をもって気を制する
要するに
「自分のマインド(心)で相手(患者さん)のマインドを変える」
という解釈です
それが、私にとっての治療(整体)です

 

要するに
「整体とは、揉む、押す、引くことだ」
みたいに身体を触ることとは野口先生は言っていないんですね

 

そういう観点ではこういう行為は広義では治療だと私は考えています
①すごく落ち込んでいる方が来られてゆっくりとお話を聞いて
最後に笑顔で肩をポンと叩いてあげて
「それは本当に大変でしたね」
とお声掛けして、その方(患者さん)が涙を流された

 

②すごくアホなことをしてしまった、私のことを笑ってほしいみたいな方(自分でそんなことは言われませんが話を聞いていたら分かりますよね)が来て
「それは、ホンマにやってしまいましたね」
と言って一緒に笑ってあげる
これもすごい喜んでくれますね
例にあげた①②のようなことも広義では治療(整体)になると私は考えています
身体の救いも大切ですが、心の救いも同じがそれ以上に大切です

 

一時、私が
「なんせ患者さんの痛みを取るんだ」「患者さんの痛みを自分が痛みを治すんだ」
と意気込んでいた時があったのですが、
なぜか、患者さんのツキ(リピート)が思ったようにありませんでした。

 

自分ではきちんとできている(その場で痛みを改善、軽減できている)と感じていたのに、そんなに声をあげて喜んではもらえない
そのうち多くの患者さんは来なくなってしまうし、紹介も乏しい
痛みにこだわってアプローチしますので、施術自体も雑談などは少なく手数もいりますし忙しく大変でした
このやり方でもし痛みが取れていなかったら、次はこうしよう、でももう施術時間がないし、次の予約も埋まっていて延長もできない→口数も減って追い込まれていく状況ですね
おそらく自分が大変な状況では、相手(患者さん)にも緊張が伝わり、満足や感動は生まれにくいです

 

今は、開き直って
「うまくいっても、うまくいかなくてもどっちでも良い」
と思って手当(治療)をしていますが、とても楽です

 

 

いろいろとやってみて経験を積んでいったら分かりますが、「患者さんの心をみていない」とうまくはいきません
心がつながるとおのずと、治療の成果も出やすい傾向があります

 

「その方と一緒に過ごして(治療で時を重ねる度に)、幸せ、喜びを享受する」
みたいな感覚くらいの方が私は良い感触を得ています
いつも抽象的な話になってしまいますが、「その方の人生を快適にするお手伝い」みたいな立ち位置です

その方をゴール(快適な人生を歩める)まで一緒にコーチングして連れて行ってあげるくらいに思っておくと良い感じです

 

 

私が先ほど話したような考え方と反対にあるのは
「何分揉んだらいくらの治療費をもらえる」
みたいに考えている人がいますが、そういう方は私から見ると魅力的には感じません
そうであれば、
「治療は作業」
ということになります
おもしろくないです
本人(施術者)がおもしろくない(楽しくない)ので、おそらく多くの患者さんもそう(楽しくない)と感じてしまいます

 

整体の勉強会に行ったときに感じました
純粋に「勉強したい」「うまくなりたい」「ゴッドハンドになりたい」
と思って楽しんで整体を学ばれている方と
開業していてちょっとでも集客したい(お金儲けがしたい)から嫌々来ているみたいな方で、自分が触られていて、感触が違いました
私は、「身体を楽しんでみてくれている方の施術が受けたい」と思いました
なので、自分自身も毎日楽しんで仕事をしています

 

 

大切なことは、いつもお伝えしていますが
「相手(患者さん)に興味を持つこと」です

 

痛みを取るとか患者さんに約束する必要はないです
「しなければならない(治さなければならない)」は雑念で、整体のあるがままの手当(感じたままに触る)からは遠くなります
痛みは患者さん本人が作っています
治療者が治すのではありません

 

生活を改める、過ごし方を変える、気持ちが変わる
ことで改善します

 

まず整体でしっかりと奇跡(と言ったら大げさですが、マジック的にみせてあげてください)を起こすこと
普通に努力していれば、患者さんの多く(10人いたら8人)が驚いてくれるくらいの技術は身に付きます

 

いくらご指導すると言っても、いきなり患者さんはご指導を聞いてはくれません
・触り方が上手、気持ちが良い
・成果を感じる
で安心できる施術者の声には耳を傾けてくれる方が多いです

 

養生指導(食べ過ぎ、冷え、ストレス、寝不足、過労、運動不足)も押しつけがましくなく
「こういう風にされたら良いと思いますよ」とか
「私もしていることなので、よかったらやってみてください」
くらいで良い→基本的に自分が実践していて健康に良いことを促す形が良いです

↓「姿勢・歩行・運動」のYouTube 自分で実践したことを患者さんに勧める 養生指導のやり方のコツを書いています↓

 

以下簡単ではありますが、技術習得のためのアドバイスです

 

 

【技術の体得について】

①姿勢、②呼吸を意識する

何人治療しても疲れない型を身に付けること

おそらく座学よりも武術のように感覚の習得みたいな感じに近いと思います

型が身に付いていれば、一日中働いてもそんなには疲れない
型が乱れている、型が未熟である場合は、2.3人治療したら疲れてしまう、このような状態ではプロとは呼べません

一日楽しく働けるために
まずは、姿勢、呼吸を意識することですね

 

 

【①姿勢】
前かがみはしんどい、腰痛を起こしやすい
→鍼でも整体でも、背筋を伸ばして構える

具体的には、腰を反らせる、腰が曲がっている状態は自分が「虚(弱く)」なっています

気の流れは高い所から低い所に流れるので、自分(治療者)が低い状況では、相手(患者さん)に良い施術などできません

最初は姿勢を意識して取り組むこと、ゆくゆくは意識しなくてもできるように変わってきます
写真を撮って、自分のフォームを確認することも良いです

 

 

【②呼吸】

深い呼吸で行うこと
自分の呼吸が浅いと良い施術はできません
Q,どうしたら深い呼吸でできるのか?
A,結局良い姿勢でないと深い呼吸ができないので、やっぱり型(背筋を伸ばす)が大切という話に戻ってくる

姿勢をみていれば、上手な治療者なのか未熟な治療者なのかが分かる

良い姿勢で施術をすること
更に良い姿勢の上で自分の呼吸を意識すること
これがとてもも大切です

 

 

最期までお読みいただいて、ありがとうございました。

いつも楽しんで整体してゆきましょう。

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